NFTアート(クリプトアート)の売り方は?簡単・おすすめの販売方法はこれ!!

NFTアーティストの相川葵です。

今回は、NFTアート(クリプトアート)の販売方法についてお話していきたいと思います。

アーティストにとっては、アートそのものを制作することよりも、それをNFTアートとして販売するという行為のほうが難しいこともありますので、販売のやり方を知っておきましょう。

アートのデジタル化、イーサリアムウォレットなどを準備する

NFTアートを市場に発表する前に、自分の作成したアート作品をデジタル化しておく必要性があります。

デジタル化をするということは、自分のアートがデジタル資産になるということです。

デジタル資産はコピーが簡単なので、通常のままであればクリエイターの権利がとても危ういものとなってしまいます。そこへブロックチェーン技術を用いて、デジタル資産をNFT化すると、コピーが不可能な唯一無二のアート作品を製作することができます。

アート作品をNFT化することによって、データの作成年月日、データの識別番号、データの所有者を記録することができるようになり、アーティストの資産価値をオリジナルなものとして確保することができます。

さらに、アートが唯一無二のものになることによって、アートそのものの価格が上昇していくという、まさにアートの価値を高める変化が期待できるのです。

アートのデジタル化の他に、NFT市場にNFTアートを出品するためには、仮想通貨イーサリアムのウォレットや、イーサリアムを取引することのできる国内取引所の口座が必要になってきます。

詳しくは「NFTアート(クリプトアート)作成・出品方法」の記事でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

準備ができたら、NFTマーケットプレイスへの出品を始めましょう!

NFTマーケットプレイスの中から自分に適したものを選ぶ

NFTアートは、NFTマーケットプレイスと呼ばれる、いわばNFT専用の市場に出品して、そこでユーザーによって売買されることとなります。

現在、NFTマーケットプレイスには、以下のようなところがあります。

  • OpeanSea(オープンシー)
  • Miime(ミーム)
  • Rarible(ラリブル)
  • Mintable(ミンタブル)

などです。

NFTマーケットプレイスへの出品・取引にはガス代がかかる

ガス代とは、仮想通貨取引にかかる、手数料のようなものです。

NFTアートを作成する費用は基本的には無料ですが、出品のために手数料としてガス代がかかることになっています。これは出品手数料というよりも、NFTアートの出品は仮想通貨取引の性格を持っているために、仮想通貨のデータをやりとりするための手数料がかかる、と考えてよいでしょう。

少なくとも現在、イーサリアムを使って取引を行うNFTプラットフォームでは、イーサリアムの取引のためにガス代が必要となっています。

現在NFT市場は急速に拡大中で、イーサリアムベースでないブロックチェーンをベースにしているNFTマーケットも続々と登場していることから、全てのNFTマーケットに例外なくガス代が必要になる、と言い切ることはできません。

しかし日本からNFTマーケットで取引を行う場合は、イーサリアムによる取引になることが大半ですから、「ガス代という手数料がかかる」と理解するのがいいでしょう。

さて、このガス代ですが、選択するNFTマーケットプレイスによっては、実際に買い手がついて売却される時までかからないところもあります。例えばOpenSeaがそれです。

NFTマーケットプレイスを選択する時には、こうした条件面の違いも考慮に入れておくと、有利に取引を進めることができますね。

なお、ガス代は定額のものではありません。その時、その時の仮想通貨の流通量によって変わってきます。流通量が多ければ、ガス代は高額になり、流通量が少ない時には、ガス代は比較的安価になる傾向です。

仮想通貨の流通量が少ないのは週末であると言われていますので、NFTマーケットプレイスへの出品時にガス代がかかる場合、週末の出品を目指すと、費用の節約にはなるでしょう。

同様に、アートが売れた時にガス代がかかるようなNFTマーケットプレイスでオークション形式の販売を行うのであれば、落札が週末になるように期日の指定を行うという方法もあります。

NFTマーケットプレイスにイーサリアムウォレットを接続する

選択・登録したNFTマーケットプレイスで実際にNFTアートを売買するためには、イーサリアムウォレットを接続する必要があります。

これはもちろん、イーサリアムではない仮想通貨を使うNFTマーケットプレイスである場合は、対応する仮想通貨ウォレットを接続しなければなりません。

今回は、イーサリアムでのNFT出品の方法をご紹介していますので、イーサリアムをベースにお話しますね。

NFTマーケットプレイスの中には、OpenSeaのように、登録時にイーサリアムウォレットの登録を求められるところもありますので、イーサリアムウォレットへの登録は、NFTマーケットプレイスへ登録する前に済ませておくことをおすすめします。

イーサリアムウォレットの作成方法はいくつかありますが、NFT市場でよく使われているのはMetaMask(メタマスク)というものです。

もちろん、イーサリアムウォレットであれば、メタマスクでなくても構いません。

いずれかのイーサリアムウォレットを作成し、NFTマーケットプレイスの画面内で接続を行ってください。

NFTマーケットプレイスにアート作品を登録する=NFT化!

NFTマーケットプレイスへのアカウント作成と、イーサリアムウォレットへの接続が完了したら、いよいよ、あなたのアート作品をNFTマーケットプレイスに登録できるようになります。

あらかじめ、デジタル化しておいたアート作品について、アップロード画面から登録を行うのですが、この過程であなたのデジタルアート作品は、NFT化が行われます。

アップロードできる作品の拡張子のうち、代表的なものは以下のとおりです。

  • JPG
  • PNG
  • GIF
  • SVG
  • MP$
  • WEBM
  • MP3
  • WAV
  • OGG
  • GLB
  • GLTF

画像だけではなく、動画、音声、3Dファイルなどが登録できるようになっていますので、作品タイトルや説明なども画面の指示に従って入力し、登録してください。

二次販売が行われた時の利益率を指定しておく

NFTアートの大きな特徴として、二次販売が行われた時もアーティストに利益が入る、ということが挙げられます。

従来、アーティストに利益が入ってくる機会は、アーティストから誰かが作品を購入してくれた一度だけしかありませんでした。

しかしNFTマーケットプレイスで、二次販売の際の利益率を指定しておけば、最初に購入した誰かが、また他の人に転売を行った場合に、アーティストにもその利益の一部が還元されるようになります。

これはアーティストにとって大きな利点であると言えるでしょう。

イーサリアムを入金し販売方法を指定。不明ならば代行に依頼する方法も

NFTマーケットプレイス内での販売方法は、自分で価格を決めて販売する方法、オークション形式で販売する方法、まとめて販売する方法などがあります。

NFTアートを出品する際に、販売方法を指定することができますので、いずれかを指定して販売に進んでください。

NFTマーケットプレイス内でNFTアートを売買する際には、出品時もしくは売れた時にガス代(手数料)がかかってきますので、あらかじめガス代が不足しないよう、NFTマーケットプレイス内で使うイーサリアムウォレットにイーサリアムを入金しておきましょう。

NFTマーケットプレイスでは、海外の買い手を相手にアートを販売することができるのが、大きなメリットになっています。

日本国内で無名のアーティストだったとしても、海外の感性にマッチして高額で売買されるということもありますので、ぜひNFTマーケットプレイスへの出品に挑戦してみてほしいと思います。

ただし、NFTマーケットプレイスへの出品はアーティストにとってまだハードルが高いのも事実です。実際に間違った情報を入力したり、ニセのサイトに登録してアーティストとしての権利を奪われるといったような事件も起こっています。

少しでも、NFTアートの作成や出品に関して不安がある場合には、アーティストとして作品の製作に専念し、作品のNFT化や出品はプロの代行に任せるのが、最も安心です。安心なだけでなく、プロが最適な形で出品することで、アーティストの作品を最も高値で利益を出せる形で販売できるのが実情となっています。

NFTマーケットプレイスへの出品を考えているけれども、仮想通貨に詳しくない……という場合は、ぜひ下のボタンからサービス一覧をご覧になり、代行の利用を検討してみてくださいね。

武蔵野美術大学卒。VRアートをNFT化するNFTアーティスト、イラストレーター。
小学館Menjoy!ほか複数媒体でWEBライターとして活動する他、フリーのタレント・女優・モデルとしてテレビ等への出演も数多く行っている。

パリ 国際公募美術展サロン・ドートンヌ展 入選、
NFTマーケットプレイス第二回nanakusa公認アーティスト

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