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新マウスピース内視鏡苦痛軽減 岡大助教が確認 がん早期発見期待内視鏡(胃カメラ)検査をする際に使う新たなマウスピースを東京の医療機器メーカーが開発し、岡山大病院光学医療診療部の河原祥朗助教らのグループと共同で検査に有効だと確認した。内視鏡は口、または鼻から入れるが、それぞれメリットとデメリットがあり、苦痛を感じるために検査を受けることを敬遠する人もいるという。河原助教は「マウスピースは、両者のメリットを生かせるようにしており、食道・胃がんの早期発見、治療につなげてほしい」と話している。(黒田聡子) 内視鏡検査は、口から先端に直径約1センチのカメラが付いた内視鏡をのみ込むか、鼻から直径約5ミリのものを入れる方法がある。 口から入れる場合、カメラの解像度は高いが、のみこむ際に舌の付け根やのどに先端が触れ、吐き気をもよおす人もいるという。鼻から入れる場合は口に比べて負担は小さいが、カメラの解像度が悪く、つばをのみ込むと食道が動くため腫瘍(しゅよう)が見えにくくなるデメリットがあった。 医療機器メーカー「トップ」が開発したのは、舌を抑える板(長さ2センチ)と内視鏡を通す管(直径7ミリ、長さ4センチ)が付いたマウスピース。板で舌を押さえながら、管を通じて鼻用の内視鏡を入れていく。挿入する際に舌の付け根に触れない構造になっているため、吐き気をもよおしにくく、つばを飲み込まないため画像が安定するという。 河原助教は、昨秋から今春にかけ、岡山大病院で、このマウスピースを使った方法と、鼻から内視鏡を入れる方法での検査結果を比較。食道がん患者の場合、鼻からの検査では約2センチのがんしか見つけられなかったが、マウスピースを使うと8ミリの早期がんでも発見できた。胃がん患者の場合でも、新たな方法の方が操作しやすいと答えた医師が多かったという。 現在、同病院と同社は、解像度の高い口用のカメラを、小さな負担でのみ込めるマウスピースを共同開発しており、今秋にも完成する予定だという。 (2010年6月20日 読売新聞)
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