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ポスト鳩山を狙う“ラグビーボール”原口総務相
野々山英一 Nonoyama Eiichi
「地域主権戦略会議」の除幕式で笑顔で握手する鳩山由紀夫首相(右)と原口一博総務相(中央)=2009年11月17日、東京・港区[代表撮影]【時事通信社】(このコンテンツは1月16日発売のフォーサイト2月号に掲載されたものです)
鳩山政権の急降下が止まらない。昨年末には内閣支持率が大幅ダウン。年が明けると内閣の屋台骨を支えてきた財務相の藤井裕久氏が辞任。鳩山由紀夫首相の求心力は著しく低下しており、民主党内からは「七月の参院選を鳩山氏で戦うと思っているのは、今や少数派」という声さえ聞こえる。
そんな中、鳩山辞任を前提に「ポスト鳩山」の議論が公然と始まっている。菅直人副総理兼財務相、岡田克也外相らを押しのけて本命視され始めたのが原口一博総務相(五〇)だ。
その理由は、煎じ詰めれば一点に尽きる。全権を掌握する小沢一郎・民主党幹事長が推すとみられているからだ。小沢氏は今、三人の議員をかわいがっている。松本剛明衆院議運委員長、細野豪志副幹事長、そして原口氏だ。松本氏には組織運営の要諦を伝授し、自分のようなタイプの政治家に育てようとしている。細野氏は、五年後の首相候補。で、原口氏は、ズバリ「ポスト鳩山」候補なのだ。昨年九月の組閣で、原口氏が主要閣僚の総務相に抜擢され、党が「一丁目一番地」と位置づける地域主権担当になったのも小沢氏の意向が働いていたという。
原口氏は東大文学部を卒業後、松下政経塾、佐賀県議を経て一九九六年の衆院選に初当選。以来、五回当選を重ねている。テレビ番組にもよく出演。高学歴、政経塾出身、マスコミ好きという「民主党に、よくいるタイプ」だ。政経塾では野田佳彦財務副大臣の後輩で、前原誠司国土交通相の先輩にあたる。
だが野田、前原両氏らと違うところが一つある。原口氏は九三年の衆院選に保守系無所属で出馬し落選。浪人中の翌年、新進党に入党している。このとき幹事長として新進党を実質的に仕切り、原口氏初当選時には党首だったのが小沢氏。ここで原口氏は、小沢氏の薫陶を受けた。「元祖小沢チルドレン」なのだ。




















































